December 02, 2005

■M式入力試してください

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M式入力が体験できる!?

擬似体験ページを用意しました。
   ↓↓↓↓
  ここをクリック!!!

・M式ソフトのサポートページが開いたら、
・簡易M式シミュレータ をクリック


このページでは日本語変換はできませんが、M式配列と、右手・左手の交互打ちを体験することができます。

入力したキーが表示ウィンドウにアルファベットで出てきます。

配列がいかに覚えやすいか、すぐにわかりますよ。

ぜひ試してください!!

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September 29, 2005

■「ホームポジションの習得」 M式入力フリースペース~その2

28日は 「カンタン日本語入力」講座 & M式フリースペース第2回でした。

第1回に来ていただいたご婦人から、効率よくキー配列を習得するアイディアをいただきましたので、ご紹介します。

そのときは、担当する指ごとにシールに仕切りを書き込むということでしたが、

今回は「ホームポジションを確立する」ためのアイディアです。

M_kb_new_homeP2

ホームポジションのキートップにしっかりマーキングする。」

ということですが、これだけでホームポジションの習得に大きな効果を発揮するとのことです。


ぜひお試しを!!


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September 28, 2005

■M式ソフトQ&A (6) なんとかして欲しいノートパソコンのタッチパッド

 【初】 ノートパソコンでM式ソフトを使っていると、いつのまにかマウスカーソルの位置や入力位置が変わってしまう。 何とかして欲しい!


touchs
 という要望があります。
 これは、M式ソフトだからということではなく、知らないうちにタッチパッド(ポインティングデバイス)に触れてしまったことが原因です。

 M式の場合は、母音・子音シフトで省打鍵操作をおこなうため、タッチパッドの近くでの指の動きが多いからです。

 マウスで同じ操作ができるので、タッチパッドが使えなくても支障はありません。
  (タッチパッドを使うことのほうがはるかに少ないのでは?)

 ということで、タッチパッドを使えないようにします。


 【答】 ノートパソコンによってその方法が違いますので、代表的な方法を書きます。

 ☆NEC NXパッドを無効にする方法

 1. 電源を入れて「NEC」ロゴが表示されているとき「F2」キーを押します
   BIOSセットアップメニューになります
   (以下の説明は、日本語メニューでの説明です。)

 2. 「↑」「↓」キーで「拡張セットアップ」を選択し「Enter」キーを押します

 3. 「NXパッド」項目を指定します。

   使用する  : PS/2マウスとNXパッドを同時に使用できます
   自  動  : PS/2マウスを接続したときNXパッドは使用できなくなります
            (USBマウスをつけてもNXパッドは使用できます)
   使用しない : NXパッドを無効にします

 4. 「ESC」キーを押しメニューに戻ります

 5. 「F10」キーを押し、「はい」を選択し「Enter」キーを押します

 6. BIOSセットアップメニューを終了します


  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ☆富士通 タッチパッドを無効にする方法

 (1) 【Fn】+【F4】 キーにて切替え
 (2)
   1. 「スタート」ボタン→「コントロールパネル」の順にクリックします。
   2. 「プリンタとその他のハードウェア」をクリックします。
   3. 「マウス」をクリックします。
   4. 「USBマウス接続時の操作」タブをクリックします。
   5. 「USBマウスとタッチパッド」の「自動的にタッチパッドを無効にします」
     または「常時タッチパッドを使用しない」をチェックし、「OK」をクリックします。


  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ☆HITACHI

 外付けポインティングデバイスを接続する。

 以下のいずれかの方法でマウスのプロパティを開く。
  タスクトレイからSynaptics TouchPadアイコンをダブルクリックする。
  [コントロールパネル]-[マウス]をダブルクリックする。
 
 マウスのプロパティより[タッチ]タブをクリックする。
  
 [このデバイスを無効にする]のチェックを付けて[OK]もしくは[適応]をクリックする。

 ※再度有効にする場合は[このデバイスを無効にする]のチェックを外して[OK]もしくは
  [適応]をクリックしてください。

 ご質問はコメントでお願いします。

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September 22, 2005

■50音 M式ソフト タッチタイピングへの道

昨日の平安堂書店での「M式入力ソフト 体験フリースペース」での一こま。

「これから カンタン日本語入力のための 五十音M式入力ソフトの 公開展示を行います。・・・・・」というアナウンスで、「M式入力ソフト 体験フリースペース」がスタートしました。

早速入ってこられたのは、女性の方。お歳は・・などとは申しませんが、とても品のいい溌剌とした方です。

かつて、JISローマ字入力タッチタイピングをスクールに通って習得されたとの事。

早速M式に取り掛かって・・・、と行きたいところだったのですが、お試し版が期限切れ。アンインストールして、正規版をインストール。

アドミニ権限がどうたら・・・で結構時間をロスしてしまいました。

その間に、カンタンマニュアルと配列表でM式の仕組みを説明しました。

すぐに「分かりやすいですね~」との感想。
やはり非常に明解な配列が興味を引いたとのこと。

省打鍵の説明についても感心されることしきりでした。

やっとキーボードに触れることができ、説明は30分くらいで済んでいましたので、自由に叩いていただきました。

その方の感想の中で、特に大切だと思われることをご紹介します。

(1) 「M式は母音が命」
  まず最初に母音キーを左手に覚えさせること。これによってタッチタイピング習得はとても早くなりますね。
  JISローマ字で、タッチタイプをした人は、Aが左小指ということから抜け出すのに時間がかかります。
  集中的に左手の練習をするといいですね。

(2) ホームポジションを習得するには、シールに指ごとの区切りラインを入れるといいですね

M_kb_new_homeP01

わずかの時間にM式の習得法を見つけられたようです。

「来週はインストラクターできてください」と、半ば冗談ではなくお話しました。

来週も来られるとのこと。楽しみです。

画像の状態が悪くすみません。これから出張のため、帰ってから直します。では!
      ↓
*画像修正いたしました。

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May 19, 2005

■M式ソフト 超カンタンマニュアル_DL

タイトルのマニュアルがダウンロードできます。

これだけあれば、小難しいマニュアルはいらないかも・・・

あとは、ソフトCDに同梱の練習ファイルを三日もやれば、日本語入力が楽しめる!

タッチタイピングを習得するのはそれからでも遅くありません。

まずは日本語の入力を楽しみましょう!!

  DLファイル 「M_easy_manual_A4.pdf」をダウンロード

ご指摘の、誤り箇所を修正しました。ご迷惑をおかけしました。


                       M式ソフト関連データダウンロードはこちら

                       M式入力ソフト ご注文ページはこちらです。

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May 02, 2005

■M式用改造キーボード画像

■『子母音シフト拡大キーボード』のおすすめ

で紹介した、高速入力キーボード普及会(通称:M式普及会) 前田 信夫氏の改造キーボードの画像をアップします。
スペースキーの幅が2.0cmになり、子母音シフトが拡大してあります。

使用感はなかなか快適です。
詳細は該当の記事をご覧ください。maeda01 maeda02_up

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April 28, 2005

■『子母音シフト拡大キーボード』のおすすめ

この記事は新井がアップします。


スペースキーを2cmにした

 『五十音ソフト』に適した『子母音シフト拡大キーボード』のおすすめ

 M式ソフト普及会メンバーの兵庫県加古川市の前田信夫氏から改造キーボードのおすすめ。

 前田さんは、ELECOMのUSBスタンダードフルキーボードTK-U09F2LGを使い、みずからキートップの幅に改造を加えた実物を試供品にとお持ちになられました。

 市販の既製品はスペースキーの幅が4cmでしたが、これを2 cmに削りました。

 子音シフトキーは、2cmだった無変換キーを3cmに幅を広げてあります。

 母音シフトキーは、同じく2cmだった変換キーを3.4cmに拡大してあります。

 その結果、両手の指をホームポジションにセットすると、基準位置の人差指の真下方向に、両方の親指がそれぞれ子音シフト、母音シフトに「自然に」当たるようになります

 これは、JISにはない子音、母音のためのシフトキーを頻繁に使う『五十音ソフト』の、本命『省打鍵』にかかわるポイントに、メスを入れた改造でした。

 今この文章をこの改造キーボードで打っているわけですが、省打鍵が非常に滑らかに打てます。子音シフト、スペースキー、母音シフトをすべて親指タッチにまとめただけで、これだけ指さばきに影響するのだなということをつくづく実感させられました。

 前田さんは、「試作品完成に至るまでの苦労話」を次のようにしています。

 「五十音ソフトに相性の良さそうな既製品のキーボードをいろいろ見てきましたが、どれも期待はずれに終わることに気づきました。すなわち、M式キーボードはキー群が左右に分割されている一方、JISキーボードは一体型のため、最下段中央部分に子音シフトと母音シフトを配置するスペースがもともとないことが分かりました。  それでも、そのスペースを確保すべくキートップを取り外し、クロスワードパズルよろしく、外したキーをあっちへやったりこっちへやったり、途中まで満足のいく配置ができても、残りのキーがうまく納まらず、初めからやり直しという作業の繰り返しが続きました。

 また、キートップの受け口位置は変更できないため思うようにはいかないことも多く、試行錯誤の続く毎日でした。「やはりJISキーボードでM式の良さを体感するには無理があるのでは?」と一時は諦めの境地に陥ったこともありましたが、ベストとは言えないまでも、M式ユーザーにとって無理なく打鍵できる子音シフトと母音シフトのホームポジションを何とか確保できたのではないか?と思っております。

 両シフトともわずか1センチずつ内側に拡大しただけに過ぎませんが、それまで窮屈だった親指の位置が大きくなって安定し、M式を初めて体験するユーザーにも使いやすさが理解してもらえるものと願っております。」と。


 ユーザーのために大変な創意と御努力をいただき、篤く感謝申し上げます。この手作りの作品は前田さんの方へ注文すれば、5,000円で提供されます。

ご注文・お問合せは下記まで。

 当該商品にはキーボード本体価格に発案料・加工料、M式キー配列シール貼付け料・左右分割間仕切り板を加え、1台5,000円(送料別途)にて提供いたします。  ご希望の方は次へお申し込みください。

〒675-0066
兵庫県加古川市加古川町寺家町362-1ビアンデビル 3F
高速入力キーボード普及会(通称:M式普及会)
  会長  前 田 信 夫
TEL・FAX(0794)27-1570 携帯TFL 090-3940-8235

 お支払いは勝手ながら代金引換郵便でお願いいたします。ただし、保管スペース等の関係もあって在庫は必要最小限にとどめていることと、一台一台手作業でキートップを加工しているため、多数の御注文には応じられない場合がありますので、納期には余裕をもっていただきますようよろしくお願いいたします。


また、後ほどこの改造キーボードの写真を掲載しますのでご覧ください.

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April 25, 2005

■最適なキーボードとは(2)~SPキーが3.0cm

「50音ソフト」に最適な標準キーボードは?

  →スペースキーの幅が3cmの「標準キーボード」です。

 標準キーボードを「50音ソフト」で使ういろいろの技術は、これからユーザーによって開発されていくものと思います。新製品ですから、誰か先駆者がいて教えてくれるものではありません。今までの経験から、「50音ソフト」に最適の標準キーボードは、スペースキーの幅が3 cmのものということができます。一般に販売されているものは4cmとか5cmが多いようですが。

 ノートパソコンのキーボードは、スペースキーの幅をポインティングデバイスのパッドの幅に合わせているので、例えば、メビウスの場合6.5 cmもあり、「50音ソフト」特有の母音シフトキー、子音シフトキーの操作に少し抵抗があります。やりようを工夫すればもちろん使えることには支障はありません。

 この場合3 cm幅のUSBキーボードを購入して「50音ソフト」用として専用にする(もちろんJISでも使えますが)と便利です。市販では700円から2000円前後の低価格であるようです。パソコンにはキーボード2台取り付けできますから。

ZKB-SBC01
 ここでは、LOAS株式会社製造、BBテクノロジー株式会社取扱の型番「USB ZKB-SBC01」の標準キーボードを使用して、『五十音ソフト』の立ち上げを解説してみました。このキーボードは黒一色で貼り込んだシールが鮮やかに目立って上品な姿が印象的です。

ZKB-SBC01_up


 まず、キートップシールを貼るという面倒な作業があります。これを、楽しく学びながら有効に行っておきますと、後の本番が大変楽になります

 配置図の説明書を読んで、まずどこから貼るのがよいでしょうか?

 キーボードの最下段から始めます。キーボードの仕組みを最初に掴むためです。

中央辺にある「スペースキー」を確認し、配置図を見ながら、「母音シフト」「子音シフト」「変換」「無変換」「Mode」の順に貼ります。

 そこから、配置図によって「50音ソフト」の文字配列の特徴である、「母音シフト」の支配部分、「子音シフト」の支配部分を目視で確かめます。

 では、文字配列面の貼り込みに入ります。

 左手アイウエオの母音群からです。まず、上段 Q・ekiから順に右へ C・okuと5枚貼り、次いで中段に折り返しE・ennから順にO・onnへと5枚貼り、更に折り返して下段Ei・etuから順にOu・outへと5枚貼って、母音群の貼り込みを終えます。

 このとき各シールのローマ字を日本語として音読みしながらやるのがコツです。

 ところで中段の右から読んだ場合、「あいうえお」となるべきが、「おあいうえ」となっているのは、どういうわけ?とくるでしょう。

 これは打鍵のとき、定位置「あ」の左手の人差し指に6個のキーを担当させているからです。その場合、「お」の使用率が「い」よりも少ないので、「あ・お」と組み合わせて、人差し指の負担の軽減を図ろうとしたのが狙いです。

 以下の説明の中で、何らかの文字キーを打つときは、配置図の説明を参照しながら、そのキーをどの指が担当しているかを確かめて、初めから各指にその担当キーを覚えさせるように心掛けましょう。

母音シフトキー」は、右手の親指に担当させます。「スペースキー」は左手の親指が担当することになります。「スペースキー」は、スペースのほかに「初回の変換機能」も果たします。変換を完了した後は単なるスペースキーになります。入力完了後、二度三度と再変換するときは「変換」キーを使わなければなりません。これは右手の小指に担当させます。

 「母音シフト」を押しながら中段の「えういあお」を打つと「えん、うん、いん、あん、おん」が出ます。上段のQLJFCは、普通に打てばその欧文字が小文字で「q、l、j、f、c」としか出ませんが、「母音シフト」を押しながら打つと「えき、うく、いく、あく、おく」と出ます。 

 下段のキーを普通に打つと「えい、x、v、あい、おう」と出ます。「母音シフト」を押しながら打つと「えつ、うつ、いつ、あつ、おつ」と出ます。


次は、右手側の父音群の領域です。中段「お」の右横からカ行の頭字、これを父音と言いますが、「K、S、T、N、H」までの5個を左から右へ貼り、上段へ折り返してマ行から「M、Y、R、W、P」と5個貼ります。ここで「P」が「H」の上に当たっていることに気がつきます。ハの上にパがあるのです。そこでハの下にバ「B」を持ってきて貼ります。

清音ハの上下に半濁音パと濁音バが並んだわけです。これにならって清音Kの下に濁音Gを、清音Sの下に濁音Zを、清音Tの下に濁音Dを貼り込みます。この並べ方だと、指が文字キーを覚えるのにほとんど負担を感じずにすむことに気がつくでしょう。

 文字以外のキーは記号類の分野として残ります。この配置は記号の対称性が基準になります。配置図に従ってシールを貼りましょう。ここの担当指はDとBの間のキーだけがW、Nと同じ薬指ですが、それ以外は全部右手の小指です。

 記号類は、シフトなしで普通に打つ第一段階、
        通常のshiftキーを押しながら打つ第二段階、
        子音シフトキーを押しながら打つ第三段階、

の三段階に組み込まれています。打鍵しながら確かめてみましょう。無理に覚える必要はありません、本番で使っているうちに自然に慣れるものです。

 以上でシール貼りは終わりました。貼るだけでだいぶ構造と指の働きが理解できたのではないでしょうか

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April 08, 2005

■M式重要用語集(5)

しばらく間が空きました。
重要用語集はこれで終わりです。

パームレスト(palm rest):
 キーボードを打鍵する際、掌(たなごころ)を置いておくスペースをいう。リストレスト(wrist rest)、ハンドレスト(hand rest)ともいう。フルキーボードには別売りになっているため購入する必要があるが、M式では標準装備されている。アンカーキーの役割を担っているため非常に大切なものであるのに、多くの人はその重要性を十分理解していないのは残念である。

ハの字形キーボード:
 カタカナの「ハ」の字形をしたキーボードをいう。M式キーボードの正にその形態をしているため、M式キーボードの別称とも言える。人間工学的にキーボードの上に両手を置くと人間の腕は前方で自然と内側に向かう。すなわち、「ハ」の字形になるため、キーボードもそういう形状であることが望ましいわけである。

撥音(はつおん):
 日本語の語中または語尾にあって、1音節をなす鼻音。平仮名では「ん」、片仮名では「ン」で表す(『広辞苑』)。撥音は言葉のなかに非常に多く出てくるが、清音や濁音等の助けを借りなければ完全な音として現れない半人前の音のため、半音とも言われる。また、内にこもる音のため内音とも呼ばれる。

母音シフトキー:
 M式キーボードで採用されている省打鍵キーをいう。右手親指のホームポジションキーともいえる重要なキーである。主として、K音、撥音、T音を入力する際の省打鍵キーとして基本入力キーと同時に打鍵される。

森田正典博士:
 M式キーボードの発明者である一方、デジタルマイクロ波通信を開発して衛星通信の発展に貢献したとして、日本人で初めて電気通信分野におけるノーベル賞と言われるIEEE賞を受賞したことでも知られる技術者である。

拗K音:
 拗音とK音がセットになった音をいう。
(例)「しゃく」「しゅく」「しょく」等。

拗T音:
 拗音とT音がセットになった音をいう。
(例)「しゃつ」「しゅつ」「しょつ」等

拗長音:
 拗音と長音がセットになった音をいう。
(例)「シャー」「しゅう」「しょう」等

拗撥音:
 拗音と撥音がセットになった音をいう。
(例)「しゃん」「しゅん」「しょん」等

連濁:
 複合語の後半の語頭の清音が濁音になる変化をいう。日本語に広く見られる現象で「か・さ・た・は行」が「が・ざ・だ・ば行」になる。
(例)山桜(やまざくら)ほか(『国語表記事典』)。

ローマ字:
 ラテン語を表すのに用いる文字。音素文字の一。フェニキア文字、古代ギリシア文字を経てローマ周辺にいた先住民エトルリア人に受け継がれた文字を取り入れたもの。今日では世界中で広く用いられる(『広辞苑』)。ラテン文字か、ローマン・アルファベットともいう。

ローマ字入力:
 JISキーボードによる入力方法の一つで、ローマ字で読みを入力し仮名漢字に変換していくもの。日本語作成に当たっては19字だけで入力できるため、約8割の人々がこれにより入力しているという。因みに、ローマ字は日本語の発音をすべてカバーできることは非常にありがたいことであり、両者の相性はすこぶる良いといえる。仮名入力に対する用語。このローマ字入力の発明は日本人にとって入力革命をもたらした。それまでは仮名入力しかなかったため、四段に散らばっていた多数の仮名キーを探しながらの入力は日本人にキーボードアレルギーを植え付けたとも言える。それが三段のローマ字入力になって、記憶負担が軽減されるとともに、入力作業がかなりスムーズに打鍵できるようになった。

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March 29, 2005

■M式重要用語集(4)

促音入力:
 JISとM式とでは促音の入力方法が異なる。前者は子音をダブらせて入力する一方、後者は左右交互打鍵を維持するためT音入力で行う。その際、「つ」が「っ」に変換されない場合はその都度単語登録をしておく必要がある。

段越え打ち:
 段を飛び越えて打鍵することをいい、具体的には、ローマ字入力における上段キーを打鍵後下段キーを打鍵、またはその反対の場合も含めていう。例えば、JISキーボードにおける「ぬ(nu)」「む(mu)」「にゅ(nyu)」「みゅ(myu)」がそれに該当する。なお、森田博士によると、同側連続打鍵で同じ指による段越え打ちが発生する場合は指の移動に時間がかかるが、M式の場合は左右交互打鍵がほとんどのため、この段越え打ちが発生しても、反対側でキーを打鍵している間に指を移動させるので、結果として入力が速くなるとご説明されている。

段違い打ち:
 段越え打ちになぞらえて筆者が名付けた呼び名で、同じ指による連続打鍵で段が上下一段異なる打鍵をいう。特に、JIS配列におけるローマ字入力で、「さ(za)」「で(de)」「ふ(hu)」「き(ki)」「ひゅ(hyu)」がこれに相当する。同じ指が連続して忙しく動いているのに、ほかの指は遊んでいるためどうしても運指効率が悪くなる。その点、M式の場合は同じ指による連続打鍵は母音用語以外は原則として発生しないので速くなる。

天の配剤:
「ほどよい取り合わせ」とか「適切に配分すること」を意味する言葉だが、ここではM式配列において、左手中段に5母音キーおよび右手三段五列に日本語入力に必要な14キーの子音が収まり、しかも合理的に覚えやすく配置できることを森田博士はこの用語を借りて表現された。誠に的を射た言葉だと関心させられる。特筆すべきは子音キーが右手側にすべて収まることにより、子母音字の左右分離が実現し、M式キーボードの醍醐味である左右交互打鍵が可能となったことである。これが英語をはじめとする欧文だとどんなにキーの配置をいじくってみても子音キーを三段五列に収納することができない。すなわち、反対側の三段五列にはみ出してしまわざるを得ず、左右交互打鍵の原則が著しく低下するわけである。

二重母音キー:
 M式で複合母音キーともいい、日本語、特に漢語で頻出する二重母音キー(EI・AI・OU)の3キーを 指し、左手下段に配置されている。これらのキーの効用は単に省打鍵というばかりでなく、M式の極意である左右交互打鍵の原則を陰で支えてくれることに大きく貢献している。

伸ばし指キー:
人差し指が担当する三段五列のうち最も内側の6キー(3キー+3キー)をいう。

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March 28, 2005

■M式重要用語集(3)

子音シフトキー
 M式キーボードに採用されている省打鍵キーをいう。左手親指のホームポジションキーともいえるきわめて重要なキーである。主として拗音を入力するときに右手側の基本入力キーと同時に打鍵する。この子音シフトキーが右手側ではなく、左手側の親指に配置されていることが入力をしやすくしている。このことは母音シフトキーについても同様のことが言える。

自動変換モード
 M式キーボードによる入力モードで、変換キーを使わず漢字を直接入力することをいう。漢字自動変換モードとも呼ぶ。M式ワープロではこれが標準装備されていたが、エルゴフィットキーボードと五十音ソフトではこれが見送られている。しかし、M式初心者にとっては標準モードのほうがわかりやすいうえ、左手は中段入力が中心になるので具合が良い。

弱母音
 5母音のうち、I音とU音をいう。弱母音は強母音と( A・E・O )と結び付くことが多く、なかでも、AI・EI・OUは日本語では頻出する。

シャドウタイピング
 シャドウボクシングになぞらえて、筆者が勝手につくった用語で、実物のキーボードが手元にない場合、キー配列を記載した用紙の上でキーを打鍵する練習をいう。そろばん名人は実物がなくてもそれをイメージしながら指を動かして正しい計算値を出すという芸当を見せてくれる。M式の場合、大勢の人全員に実物を使用させるには限界があるので、そのシートを配付してあらかじめ、M式キーボードがどういうものかわかってもらう手段として用いる。これで1週間程度タイピング練習をしておくと、実物に触れても違和感がなく、スムーズに移行できる。筆者は「キーは頭で考えるものではなく、反射的に指が勝手に打鍵するものである。指がキー位置を覚えてくれると頭脳は疲れない」という信念をもつ。

省打鍵
 キーボード入力に際して、キーの打鍵数を省略することで、省略打鍵の略称である。これはM式キーボードに見られる大きな特長で、子音シフトキーや母音シフトキーとの同時打鍵の場合とそれらを使用しない場合とからなる。前者の子音シフトキーでは拗音省打鍵、母音シフトキーでは撥音省打鍵・K音省打鍵・T音省打鍵がある。後者では頻出二重母音キー(EI・AI・OU)並びに頻出二重母音相当キー(UU・UI)による省打鍵ができる。

清濁対応
 同行の清音キーと濁音キーが互いに向き合うことをいう。すなわち、M式では中段と下段で同行の清濁キーが以下のとおり対応し覚えやすい配置になっている。
   中段  K S T N H
   下段  G Z D 、 B
  (下段)(K'' S'' T''   H'')

想打
 中国語で文章を想(思)い浮かべながらタイピングをすることをいう。いわゆる「作文タイプ」を指し、M式にぴったりの用語であると言える。

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March 25, 2005

■M式重要用語集(2)

5母音用語:
 一つの言葉にAIUEOの5母音が含まれている用語をいう。日本人が5母音用語についてほとんど意識しないのはローマ字で表記する習慣がないからだろう。M式初心者にとって5母音がスムーズに入力できる練習として利用されると便利である。以下にいくつか事例を紹介する。
(例)「こしらえる」「腰掛ける」「取り敢えず」「読み返す」「取り上げる」「蘇る」「読み返す」等。

左右交互打鍵:
 太鼓を速くたたくときと同じように、左手と右手を交互に打鍵することをいう。M式キーボードこそはこの左右交互打鍵と左右同時打鍵にこだわる工夫が組み込まれた唯一のキーボードといえる。その結果、左右交互打鍵率はなんと90%とという高い比率を達成している。因みに、JIS配列によるローマ字入力では左右交互打鍵率は50%程度と言われ、その違いは比較にならないほど歴然としている。その工夫とは「天の配剤」ともいえる絶妙のキー配列はもちろんのことだが、左下の子音シフトキーと右下の母音シフトキーにその大きな秘密が隠されている。すなわち、拗音入力・撥音入力・K音入力・T音入力・頻出二重母音入力・長音母音入力である。

左右同時打鍵:
 子音シフトキーと右手基本入力キー、もしくは母音シフトキーと左手基本入力キーを同時に打鍵することをいう。森田博士はこれを左右一対打鍵と呼ばれている。両手による左右同時打鍵はシフトキーのようなプリシフトではないため、時間的に一打鍵として素速く入力できる。一方、片手だけの同時打鍵、例えば、子音シフトキーと左手基本入力キー、あるいは母音シフトキーと右手基本入力キーを同時に打鍵するのは、簡単にはできない。

三段五列:
 キーボード入力において、片手でスムーズに入力できる限界キー数(15キー)をいう。
したがって、基本入力30キーが左右両手の限界キー数となる。これ以上のキー数を指に割り当てると、入力作業にかなりの無理が生じる。

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March 24, 2005

■M式重要用語集(1)

いうきくちつん
 2音節漢語の語尾が「いうきくちつん」の7文字で限定されていることをいい、速記法では重要常識とされる。この特徴を省打鍵に活用したのがM式キーボードと言える。M式では2字漢字は省打鍵を用いて4打鍵以内で入力できるのがその高速入力を支える武器になっている。

基本入力キー
 キーボードにある文字キー48キーのうち、最上段キー等を除く30キーをいう。人間がキーボードでスムーズに入力できるのは、片手で三段五列の15キーであると言われる。すなわち、左右両手で無理なく入力できる30(15+15)キーをいう。これらを限界キーともいう。

強母音
 5母音のうち、A音、E音、O音の3母音をいう。強母音同士が二重母音を構成することはあまりないが、弱母音( U・I )との間では頻出二重母音が現れる。すなわち、EI・AI・OUの組み合わせである。

五十音ソフト
 正式には「五十音省打鍵国民キーボード」というが、長いので見出しの略称で呼ぶ。
 このソフトはM式キーボードが現在断絶状態になっているのをなんとか避ける手段として、M式の代替商品として、JISキーボードでM式を体感できるソフトである。JISキーボードを使用するため人間工学的には不自由さは否めないが、初めてM式キーボードを使用する人にとっては、JISキーボードにこのソフトをインストールするだけでM式キーボードが体験できるので違和感がないのではなかろうか?

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March 04, 2005

■さあ! キーボード王国へ~超 カンタンマニュアル

 これから、単刀直入に、「M式」と愛唱されてきた、「五十音省打鍵国民キーボード」の、文字配列・キー操作を「会得」する近道をお教えしましょう。皆さんが、これこそ「キーボード王国」だ、と実感されるのは、それからです。

 これを読む時は、常に「五十音ソフト」キーボード配列表を参照できる状態にしてください。

 第一に、漢字の読み方(音)を、それが訓読音だろうが漢字音だろうが、正確に発音でき、その発音どおりにキーを叩く事(打鍵)を忘れないことです。漢字の音は振り仮名がない限り目で見ることはできない以上、読めるように辞書で学習するしかありません。

 発音が不正確では、キーを叩いても、いらない文字は出ても、目的の文字は永久に出てきません。キーボードを相手にする限り、素直に国語の学習をするつもりで集中してください。これは何も「50音ソフト」に限ったことではありませんが。

 正確な発音どおりに、キーを叩きさえすればいい、となれば「五十音ソフト」での日本語の入力は、どんなキーボードよりも易しいことです(配列表をじっと睨んで見てください)。


 第二に、キーボード文字配置の原則を目と指におぼえさせてください。キーボードに正対して、左手側の中段にはアイウエオが右から左へ、「O、A、I、U、E」と並んでいます。次に右手側の、中段Oの右横から右へ、カ行、サ行、タ行、ナ行、ハ行/上へ折り返してマ行、ヤ行、ラ行、ワ行を象徴する文字K、S、T、N、H/M、Y、R、Wと並べ、そして濁音を象徴するG、Z、D、Bは、それぞれの清音の下に、半濁音を象徴するPはHの上に配してあります。これらの象徴文字を父音といいます。

 となると、母音と呼ばれる「あいうえお」は左手側だけで打てます。子音と呼ばれる「かきくけこ」「さしすせそ」・・・は、「K+A、K+I、K+U、K+E、K+O」、「S+A、S+I、S+U、S+E、S+O」・・・のように「父音+母音」の右左二度打ち(二打鍵)で創めて出ます。

 「50音ソフト」のキーボードに、「国民キーボード」の名称をつけたのは、これに由来します。父と母があって子が生まれる、それも「父+母」であってその逆ではない、この人倫に基づく言語音の体系は、日本独特のものです。その科学的由来は未だ究明されておりません。しかしそれは永久に解明されないでしょう。これは「無限」の領域に属する課題と思えるからです。

 従ってこれが神話の領域で語られていたことには、不思議を感じません。しかも『ふることぶみ』(古事記)の創成期の部分にだけ(日本以外の神話にはない)、それがあります。皆さんも余興に探してみてください。目から鱗となるでしょう。

 さてこのような、M式の真髄の一つである「太鼓打ち」は、言語構造に由来するとともに、両手の形状機能からくる人間工学、エルゴ・デザインからも由来します。ただ『五十音ソフト』は標準キーボードに宿借りするので、標準キーボードの形から来る制約は、いろいろな工夫を加えて独創的に克服していくしかありません。


 第三に、ローマ字表記も日本語、ということを認識してもらいたいことです。
 しばしば、日本語をローマ字方式で表すことを、「翻訳」、と難しく考えて敬遠する向きがあるようです。
 翻訳とは「ある言語で表現された文章の内容を他の言語になおすこと[広辞苑]。」をいいます。「アイウエオ」を、「亜伊卯江雄」と書いても、「AIUEO」と書いても翻訳とはいいません。表記の仕方を変えただけです。
 アルファベットを日本語表記に使うことを,仮名のローマ字表記といいます。この場合のアルファベットは日本語文字の一部として扱われます。26個あるアルファベットのうち、左右交互打ちで日本語に動員されるのは、母音に「AIUEO」、父音に「KGSZTDNHBPMYRW」の19個だけです。

 残りの「QLJFCVX」は、日本語では次の表記に利用することができます。出力はカタカナ・ひらがな両方で出ます。これらは、外来語を原音に近いカタカナ表記にするとき、使う必要が出てきます。
 すべて「AIUEO」との結合でしか出ないので、左手母音側に配置されています。このときだけは、左右交互打ちとはいきません。
 Q:QA(クァ)、QI(クィ)、QU(ク)、QE(クェ)、QO(クォ)。
 L:LA(ァ)、LI(ィ)、JU(ゥ)、LE(ェ)、LO(ォ)。
 J:JA(ジャ)、JI(ジ)、JU(ジュ)、JE(ジェ)、JO(ジョ)。
 F:FA(ファ)、FI(フィ)、FU(フ)、FE(フェ)、FO(フォ)。
 C:CA(カ)、CI(シ)、CU(ク)、CE(セ)、CO(コ)。
 V:VA(ヴァ)、VI(ヴィ)、VU(ヴ)、VE(ヴェ)。
 X:XA(ァ)、XI(ィ)、XU(ゥ)、XE(ェ)。

 なお、「じゃ、じ、じゅ、じぇ、じょ」の標準入力は、zya、zi、zyu、zye、zyo、ですが、上記に例示した打ち方でも文字は出るということです。


 第四に、省打鍵の知識です。

 右手の子音領域から説明します。
 「きゃ、きゅ、きょ、しゃ、しゅ、しょ・・・」に使われる「や、ゆ、よ」の小文字を拗音といいます。
 父音のうちY、Wだけを除く他の父音、K、S、T、N、H、M、R、G、Z、D、B、Pには必ず拗音が付いた状態で、頻繁に漢字音がでてきます。
 これらには左手側にある「子音シフトキー」を押しながら父音を打つと、KY、SY、TY・・・のように拗音の頭(これは全部yである)がついてでます。続く母音によって「きゃ、きゅ、きょ、しゃ、しゅ、しょ・・・」と決定されます。

 子音シフトキーを押すのは、本来左手の親指です。が、キーボードの構造によっては、親指を内側へもぐらせる必要性の多寡があるので、左手のホームポジションのある中段から下段へ指を揃えて下ろす角度によって中指又は薬指が使いやすいこともあるので、ここは個人的に決めても差し支えないでしょう。

 左手の母音領域には中段、上段、下段にそれぞれ省打鍵の秘密が仕掛けられています。
ホームポジションのある中段の「あいうえお」全部に「nn」が仕込んであります。母音シフトを押しながら「あいうえお」を打つと、「あん、いん、うん、えん、おん」の音になり、漢字に変換すれば「案、員、運、縁、音」が一打で飛び出します。父音Tを打って〔母音シフト+A〕と続ければ「T+ANN=たん」となり、変換すれば〔短、端、単〕などが得られます。省打鍵でなければ、TANNと4回打つものを二回打ちで済ませます。父音Sに〔母音シフト+A〕で何が得られるか?Aの位置にI U E Oを入れたら何が得られるか?…やってみてください。

 上段は、普通に打てば左側からQLJFCが出てきますが、母音シフトを押しながら打つと、「えき、うく、いく、あく、おく」の音が出るように、「eki、uku、iku、aku、oku」を仕込んであります。父音Sを打って〔母音シフト+Q〕と続けると、「せき」となり、変換すれば「関,席、籍」などが得られます。前段と同じにいろいろやってみてください。

 下段は、普通に打てば左側からEI、X、V、AI、OUが、「えい、X、V、あい、おう」と出ます。変換すれば「衛、X、V、愛、王」などが得られます。母音シフトを押しながら打つと、ETU、UTU、ITU、ATU、OUTが仕込まれているので「えつ、うつ、いつ、あつ、おつ」となり、変換すると「悦、欝、逸、圧、乙」など多彩に漢字が出ます。前段と同じにいろいろやってみてください。

 以上は個々の場合ですが、これが組み合わされると、更なる効果を実感することになります。「東京地検特捜部」は、T・OU・KY・OU・T・I・K・ENN・T・OKU・S・OU・B・Uの14打鍵で得られます。普通のローマ字入力では使われたアルファベットの数だけ、すなわち22打鍵を必要とします。そこへいくと仮名入力は、省打鍵と同じ14打鍵ですみますが、字種を12個動員する必要があります。省打鍵の動員字種はわずか10個です。これはえらいことです。


 第五に、キーボード上のホームポジションとタッチシステムについてです。

 これはタイピングを健康的に楽しむ人及びそれを職業とする人たちにとっては欠かすことのできない知識です。

 キーボードの配置図を見てください。図面で、両手のそれぞれ人指し指を置く定位置AとSを確認してそこへ置いて見てください
 中指、薬指、小指は順次自動的に定位置が決まります。
 親指は常時スペースキー⑤に置きます。これら左右それぞれ五指の位置を「ホームポジション」と言います。

 ついで5指がそれぞれ打鍵を分担するキーに、①②③④⑤をふってあります。
 ①の人指し指は一番運動能力が良いので6個のキーを分担し、他の指は3個のみです(文字部部分のみの勘定ですが)。文字部分以外の記号キー、機能キーに対しても数字がふってあるので、それを守るように指を使い分けると、将来能率的な打鍵の支えになります。

 この定位置をなぜホームポジションというのでしょうか?

 ホームとは、家庭又は基地・本拠地の意味です。ポジショオンは位置です。この位置をホームと名づけたのは、打鍵のために指を動かし始めるとき、すべての指は基地に勢揃いしていなければならないことを強調するためです。
 次いでどんな指でもひとつの打鍵が終わったら、旅先で浮気せずに、必ず一旦ホームに戻るべきこと、打鍵に動員されない指はそのままホームを離れず固守していること、を強調するためです。

 指が担当の字を覚えるということは、ホームポジションを基準にその字が上にあるのか、下にあるのか、動かす角度はどのくらいか、をそれぞれの指が会得するということにほかなりません。
 指ごとの守備範囲と考えれば極めて単純なことです。
 一本の指で何十字も覚えるより、親指を別にすれば、3本の指で3字づつ、人指し指だけが6字づつを、それぞれ覚える方が余程負担が軽いからです

 指に担当の字をおぼえさせる、とは、どんな文字にせよ、その文字を見たら、すかさず担当指が、迷わず、キーボード上のその文字にタッチできることです。
 目と指の認識回路を直結させ、指の反応速度を高めることです。『五十音ソフト』のCDには、入力練習書が掲載されています。順次ページをプリントアウトして使っていただくわけですが、その際の心構えはこれに尽きます。


 最後に、英文打ちについてです。

 英文となればJISに戻してQWERTYでやるしかなかろう、と思い込んでいる人が多いと推察します。
 ところが違うのです。アイウエオが皮膚感覚になっている日本人が、英文テキストを前に、英語人のようにQWERTYを覚え、QWERTYで英文を打たなきゃならない義理はありません

 英語と日本語は表記こそ違うが、親戚みたいなものです。
 母音「あいうえお」は、英語で「AIUEO」と書き、発音も同じ「アイウエオ」です。
 違うのはキーボード上の文字配置です。母音としてまとめられていないのです。
 これは英語に父音がないばかりに音の体系がくずれてしまった、その上、文字と発音の1:1関係も1:X、又はX:1に混交してしまった結果というほかありません。

 要するにアルファベット自体がランダム(不規則配列)であり、そのランダムをさらにランダム(=ここにはある意図があるのでしょうが)にしたのがQWERTY配列ですから、手のつけようがありません。これに取り組むには暗記練習の地獄を抜ける覚悟が必要です。

 こうなった所以(ユエン)は、今のところ、「バベルの塔」(旧約聖書創世記11章)に求めるしかありません。これも古事記と同じ「目から鱗」の口でしょう。

 この認識をバックボーンにおけば、日本人が英文を打つには、英文をローマ字式に読んで『五十音ソフト』配列で、アルファベットを打てば極めて楽だろうということです。初めはQWERTYで打たなければ英文にならないのではないか、などと妄想したこともありましたがほんとに妄想に過ぎませんでした(笑)。地獄の暗記練習とは無縁だからです。

 The Nikkei Weeklyから見出し文を借用しましょう。こんな具合に読んでみるのです。
 Gov’t prepares new weapons to fight ATM card fraud
ゴブト プレパレス ネウ ウエアポンス ト ファイト アトム カルド フラウド

 これになれると、長文の英文を途切れることなしに、ミスも少なく、肩も凝らさず打つことができました。

 キーボード王国に幸あれ!


<追記>

 この記事をもっとビジュアルにして、すぐ分かる超カンタンマニュアルを作りました。

 ■M式ソフト関連データ ダウンロードページ からダウンロードできます。

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