「50音ソフト」に最適な標準キーボードは?
→スペースキーの幅が3cmの「標準キーボード」です。
標準キーボードを「50音ソフト」で使ういろいろの技術は、これからユーザーによって開発されていくものと思います。新製品ですから、誰か先駆者がいて教えてくれるものではありません。今までの経験から、「50音ソフト」に最適の標準キーボードは、スペースキーの幅が3 cmのものということができます。一般に販売されているものは4cmとか5cmが多いようですが。
ノートパソコンのキーボードは、スペースキーの幅をポインティングデバイスのパッドの幅に合わせているので、例えば、メビウスの場合6.5 cmもあり、「50音ソフト」特有の母音シフトキー、子音シフトキーの操作に少し抵抗があります。やりようを工夫すればもちろん使えることには支障はありません。
この場合3 cm幅のUSBキーボードを購入して「50音ソフト」用として専用にする(もちろんJISでも使えますが)と便利です。市販では700円から2000円前後の低価格であるようです。パソコンにはキーボード2台取り付けできますから。

ここでは、LOAS株式会社製造、BBテクノロジー株式会社取扱の型番「USB ZKB-SBC01」の標準キーボードを使用して、『五十音ソフト』の立ち上げを解説してみました。このキーボードは黒一色で貼り込んだシールが鮮やかに目立って上品な姿が印象的です。

まず、キートップシールを貼るという面倒な作業があります。これを、楽しく学びながら有効に行っておきますと、後の本番が大変楽になります。
配置図の説明書を読んで、まずどこから貼るのがよいでしょうか?
キーボードの最下段から始めます。キーボードの仕組みを最初に掴むためです。
中央辺にある「スペースキー」を確認し、配置図を見ながら、「母音シフト」「子音シフト」「変換」「無変換」「Mode」の順に貼ります。
そこから、配置図によって「50音ソフト」の文字配列の特徴である、「母音シフト」の支配部分、「子音シフト」の支配部分を目視で確かめます。
では、文字配列面の貼り込みに入ります。
左手アイウエオの母音群からです。まず、上段 Q・ekiから順に右へ C・okuと5枚貼り、次いで中段に折り返しE・ennから順にO・onnへと5枚貼り、更に折り返して下段Ei・etuから順にOu・outへと5枚貼って、母音群の貼り込みを終えます。
このとき各シールのローマ字を日本語として音読みしながらやるのがコツです。
ところで中段の右から読んだ場合、「あいうえお」となるべきが、「おあいうえ」となっているのは、どういうわけ?とくるでしょう。
これは打鍵のとき、定位置「あ」の左手の人差し指に6個のキーを担当させているからです。その場合、「お」の使用率が「い」よりも少ないので、「あ・お」と組み合わせて、人差し指の負担の軽減を図ろうとしたのが狙いです。
以下の説明の中で、何らかの文字キーを打つときは、配置図の説明を参照しながら、そのキーをどの指が担当しているかを確かめて、初めから各指にその担当キーを覚えさせるように心掛けましょう。
「母音シフトキー」は、右手の親指に担当させます。「スペースキー」は左手の親指が担当することになります。「スペースキー」は、スペースのほかに「初回の変換機能」も果たします。変換を完了した後は単なるスペースキーになります。入力完了後、二度三度と再変換するときは「変換」キーを使わなければなりません。これは右手の小指に担当させます。
「母音シフト」を押しながら中段の「えういあお」を打つと「えん、うん、いん、あん、おん」が出ます。上段のQLJFCは、普通に打てばその欧文字が小文字で「q、l、j、f、c」としか出ませんが、「母音シフト」を押しながら打つと「えき、うく、いく、あく、おく」と出ます。
下段のキーを普通に打つと「えい、x、v、あい、おう」と出ます。「母音シフト」を押しながら打つと「えつ、うつ、いつ、あつ、おつ」と出ます。
次は、右手側の父音群の領域です。中段「お」の右横からカ行の頭字、これを父音と言いますが、「K、S、T、N、H」までの5個を左から右へ貼り、上段へ折り返してマ行から「M、Y、R、W、P」と5個貼ります。ここで「P」が「H」の上に当たっていることに気がつきます。ハの上にパがあるのです。そこでハの下にバ「B」を持ってきて貼ります。
清音ハの上下に半濁音パと濁音バが並んだわけです。これにならって清音Kの下に濁音Gを、清音Sの下に濁音Zを、清音Tの下に濁音Dを貼り込みます。この並べ方だと、指が文字キーを覚えるのにほとんど負担を感じずにすむことに気がつくでしょう。
文字以外のキーは記号類の分野として残ります。この配置は記号の対称性が基準になります。配置図に従ってシールを貼りましょう。ここの担当指はDとBの間のキーだけがW、Nと同じ薬指ですが、それ以外は全部右手の小指です。
記号類は、シフトなしで普通に打つ第一段階、
通常のshiftキーを押しながら打つ第二段階、
子音シフトキーを押しながら打つ第三段階、
の三段階に組み込まれています。打鍵しながら確かめてみましょう。無理に覚える必要はありません、本番で使っているうちに自然に慣れるものです。
以上でシール貼りは終わりました。貼るだけでだいぶ構造と指の働きが理解できたのではないでしょうか。
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